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人間ドックの検査にはそれぞれ限界がある

time 2023/05/03

人間ドックの検査にはそれぞれ限界がある

いかに優れた検査方法でも、それ単独では病気の発見には限界があります。そのため、人間ドックでは複数の検査を組み合わせて、病気を発見してく方法が使われることが多いです。例えば、肺がんの人間ドックであれば、喀痰検査と胸部X線による検査が基本ですが、これだけでは小さながん細胞の発見が出来ないことも多いです。がん細胞が1cm以下の場合、X線画像に映らないこともあります。

それをさらに詳しく調べられるのが、CTや内視鏡です。手順としては、まずX線と喀痰検査でスクリーニング(ふるい分け)を行い、病気が疑われたら、さらに精密な検査に進んでいきます。肺がんの精密検査で使われるのが、胸部CTや気管支内視鏡です。胸部CTの画像は、X線画像に比べると5mmくらいの初期の小さながん細胞も発見することができます。

また、肺がんには抹消型(腺がん)と肺門型(扁平上皮がん)がありますが、CT検査ではこのどちらにも対応しています。X線では抹消型の腺がんの有無は検査出来ますが、肺門型の扁平上皮がんの診断には向いていないとされています。気管支内視鏡は、主に肺門型の扁平上皮がんの検査に使われます。こちらは気管支の部分までしか見えないので、抹消型の腺がん検査には適していません。

人間ドックで最近注目されているのが、PET-CTです。PETはがんが糖分を栄養素にすることに着目したがん細胞の発見装置で、これに従来のCT撮影の技術を組み合わせています。渋谷の内科のことならこちら

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